2025/03/26 15:43




⑤ソイルの上にビニールを被せてから水をそそぐと濁りづらくなります。
⑥使用する水で安定するPHが異なります。 次は平和に繁殖するPH5.5からPH5.7で安定するレシピです。
⑦先にエビアンを全量の約1割入れます。10リットルの水槽でしたら1リットルです。
⑧15分前後、ソイルとエビアンを馴染ませた後、南アルプスの天然水で満たします。 北アルプスや安曇野の天然水でもほぼほぼ同じでした。
⑨約48時間でPH5.6前後に安定します。
その後M87バクテリアを投入します。
同時にM87ミネラルをキャップ1杯入れると効果的です。
⑩その後のメンテナンスは蒸発した分の足し水と、週一のM87ミネラル、2、3か月に一度M87バクテリアを投入します。30リットル以下の水槽は100ml、60リットル以下の水槽は200ml全量です。
今回は「エビアン」と「南アルプスの天然水」を使ったレシピでしたが、使う水によって安定するPHは異なります。
安定してしまうので後から変えるのは全換水するなど作業が大変になりますが、近所に美味しい湧き水があれば試してみるのも面白いと思います。
このレシピの欠点は、PHが5.6前後になりますから、産まれてくる比率が雌が圧倒的に多く雄が少ないため抱卵できる雌も少なくなることです。
逆に利点は、リセット時や停電などしばらく水が動かなくてもエビのダメージがほとんど無い事です。東北大震災の直後、富士宮の地震で20時間前後停電になり、その後計画停電もありましたが、当店も、このレシピで飼育されていたお客様達の水槽は無事でした。
また、アマゾニアのようにアンモニアが溶出するソイルで繁殖した場合、水槽にいる間はいいのですが、他の人に譲ったり販売する場合は濾過フィルターの無い飼育水だけで移動することになりますから少なからずPH変化やアンモニアのダメージを受ける事になりますが、このレシピではアンモニアがほとんど発生しない仕組みなのでPHも安定したままで輸送できます。
M87飼育セットでシュリンプの飼育繁殖を是非お試しください。